第6回 佐藤 歩 三郷ジュニアユース時代の後悔

三郷ジュニアユース時代の後悔
佐藤 歩
三郷ジュニアユースでの三年間サッカーはもちろん、それ以外での面で多くを学んできました。多くのことを学んで今もう一度ジュニアユースをやり直せるのであれば一番に大事にしておきたかったことはサッカー以外での時間の過ごし方、いわゆる時間の有効活用です。
週4の活動の内訳は、平日がトレーニング、休日は練習試合、公式戦の日程でした。その当時の私はジュニアユースの活動以外は基本ゲームや遊びという生活でした。オフの日はもちろん同じように過ごし続け、ダラダラとしていました。ボールを日常的に触る癖はついてはいましたが、自分の苦手なプレーの練習や習慣的な勉強など、日々の少しの時間を自分のために割くことが出来ていませんでした。たかが10,20分を毎日やるだけでも変わってくるのにも関わらず、ただただそんな毎日を送っていました。
そんな自分でもひとつだけ現役を退くまで、継続して出来たことがあります。それはお風呂あがりのストレッチです。体が硬いという理由だけで始めたストレッチが小学6年生から高校卒業するまでですが継続し続けられました。ガチガチに体が硬かった私ですが、長座体前屈で体がペタンと体が足にくっつけられるほどになりました。そのあかげか、今まで一度も大きな怪我をしなかったことが今思うとすごいことだと感じます。こういった経験が今の自分に自信となって還元されていますが、その反面勉強やサッカーでも同じようなことが出来ていればと後悔が残っています。「後悔先に立たず」という言葉がありますが、まさに言葉通りで「たられば」ばかり出てきます。もしできていたらサッカーでの結果も進路も今の自分もよりよく出来ていたかもしれないと考えると、当時の自分に厳しく問いたくなります。
こういった習慣づけが小学生から社会人のどの年代でも大切であって、コロナウイルスの影響で自宅待機がされている今が習慣づけのチャンスです。この期間サッカー面、勉強面や他の面でもやってる人とやってない人で大きく差が出ます。他の人が家でダラダラしてる中、自分は取り組む。するといざ自粛期間が終えた後、自分にアドバンテージが生まれまるはずです。このアドバンテージこそ習慣づけの還元されたものであって、いつもの日常に戻った後でも時間の有効活用でさらに差を広げることで自信となり自分自身の可能性も広げていきます。今からやれば間に合います。ジュニアユース世代であれば、一層やればやるほど経験値や結果に還元されやすい。今、時間の有効活用をしないともったいないと思います。サッカーは普段の習慣が映し出されます。
「継続は力なり」、さあ踏み出そう。