第9回 丹野 琉輝 「中学時代でやっておいて欲しいこと」

中学時代でやっておいて欲しいこと

❶止める・蹴るを正確にできるようにすること

中学生のうちにボールを止める、蹴るこれができないと高校に行ってから苦労するし、上達までにたくさんの時間がかかってしまう。
今しっかり止める、蹴る、ができると思っている選手はもしかしたらそれは自分が思っているだけかもしれない。現状に満足せずに努力して欲しい。例えば、一人で練習するなら、ただリフティングをするのではなく、いろいろなところを使う(インサイド、アウトサイド、頭、肩)それができたら今度は頭より高くボールを蹴りそれをトラップする。いつもやってることでも、一つ工夫するだけで、また違った練習にもなるので是非やって欲しい。

❷サッカーの事を勉強する

サッカーの事を勉強すると言っても沢山ある。
一つはサッカーをもっと見て欲しい。
今は DAZN、YouTube などでサッカーを見ることができる。そこで好きなチーム、好きな選手なんでもいいからサッカーを見て欲しい。見ていくうちにどんどん興味が湧いてきて、もっと知りたいってなっていくと思う。サッカーを見るのは簡単、けどこれが一番サッカーを知ることができる事だと思う。

二つ目は本を読む事
最初のうちはなんでもいい。漫画でも雑誌でもなんでもいいから本を読むことから始めて欲しい。それができてきたら、サッカーの本を読んで欲しい。本を読んだからといって上手くなるかと言われたら、それはまた違う話になると思うが、サッカー脳を鍛えることによって成長のスピードが変わってくると思う。例えば、何も考えずに練習している人と、考えながら練習している人では大きく差が出てくると思う。本じゃなくてもYouTube でいいじゃないかと思う人もいるかもしれないが、本でしか学べないことも沢山あると思う。携帯を見るより本を見た方が漢字も覚えるようになるし、学校にも持っていける。そういった部分では本に沢山ふれて欲しい。

技術やフィジカルはすぐには成長しない。けれどサッカー脳はすぐにでも鍛えることができる。サッカーは足を使うスポーツでもあるが、同時に頭を使うスポーツでもある。サッカー脳を鍛えておいて損はないので、頭の部分も鍛えておいて欲しい。