スタッフが語るチーム三郷 「三郷での経験が高校での成長に」
第98回全国高校サッカー選手権ベスト8。
誰もが憧れる舞台で実際にプレーする事ができた。環境、チームメイトの質の高さ、親の支えなどその舞台に立つことができた要因は多々あるが、三郷ジュニアユース時代に得た経験もその要因の一つである。
まず三郷ジュニアユースは、サッカーの上達だけでなく、人間性•学業・マナーアップといったピッチ外の部分でも成長を目指すチームである。
そして何より、選手とスタッフだけでなく、保護者の方々•OB•地域の方々との繋がりが非常に強く結ばれた組織だ。
かつて私は、三郷ジュニアユース18期のキャプテンとして中学3年間を送った。常に先頭に立ち背中で引っ張る事が私の責務だと感じ、誰よりもその一瞬を本気で過ごしてきたつもりだ。時には声を荒げる瞬間もあり、仲間を傷つけていたかもしれない。ただ、それ以上にチームメイトを鼓舞し、勝った後には誰よりも喜んだ。全てチームの為だと思って行動ができれば、それは自分の成長へと必然的に繋がってくる。チームの為に1番早くグラウンドへ出てくる、チームの為に1番準備する、チームのために1番声を出す、チームのために1番走る。私は全てにおいて、1番であった自負がある。これは自分自身がキャプテンだからではなく、チームの為を思っていたから出来た行動である。
そして、この『チームの為』というのは高校での3年間も継続する事ができた。入学当初はもちろん、私よりもエリートな奴らが数多く存在し、不安も抱えた。それでも与えられた場所でチームの為に本気で取り組み続けた。長期間全てがうまくいかない時期もあった。大きな怪我をしたこともあった。それでも誰かの為に出来ることは全て本気で取り組んできた。その中で、成長する鍵を探し出し、チャンス掴みきることが大切だ。
そんなチームでの経験が、私の高校時代での成長へと繋がっていたのだ。
柳田 亘輝