『進路活動と進路実績』

スタッフが語るチーム三郷 「進路活動と進路実績」

三郷Jr Youthは26年目を迎えている。
この長い年月の中で、県内外の多くの高校とコンタクトが取れる体制ができ、多くの選手を送り出すことが出来ている。
Jリーグのユースチームに進み、プロに近い環境でプレーをしている選手やサッカー推薦、特待生として強豪校に進み、インターハイや選手権に出場し活躍する選手も多くいる。
こういった結果が残せているのは、クラブの育成方針でもある、身体能力のみに頼ったサッカーではなく、よくない癖(bad habit)の無い選手の育成を心掛け、次の年代へ送り届けることが出来ているからだろう。
また、3年時には進路説明会や個別面談を行い、自分のレベル(サッカーと学力)、スタイルに合った進路を選手と共に考えていくといったアプローチも行っている。

そして、サッカーでの進学のみならず進学校への進学率が高いことも特徴の1つだ。
三郷Jr Youthでは、他のチームと少し変わった取り組みをしている。それはセレクションに筆記テストがあることだ。これは文武両道を掲げているチームだからこそ行なっている取り組みだ。
サッカーの技術面はもちろん学力面、人間性を見た上で入会をしてもらっている。
三郷Jr Youthは平日の練習が週2日(火・木曜)の活動となっている。他のクラブと比較すると少ないが、これも学業を疎かにしないという当クラブの考えがあるからだ。
2日間の活動では、高い集中力と高い強度を求め、質にこだわって練習を行い、残りの3日間は各々で勉強や休息日に充ててもらい、自主性を育むと共に文武両道を実現している。

また、卒会生が高校で主将を務める選手が多いことも当クラブの特徴と言えるだろう。
それはサッカーの技術面はもちろんだが、人間性が優れているところを評価されているのだと感じている。
当クラブでは、マナーアップにおける人間性の向上ということを掲げており、サッカーを通じて、学習面や、礼儀、ルールの面の大切さ、社会の厳しさをも学ばせると言った内容となっている。これは当クラブの入会説明会から選手達に説明をし、最初の活動、最初の合宿から徹底して3年間指導をしている。

目先の勝利や結果も大事だが、それだけにとらわれることなく、中長期的な視点での個々の成長を見据えた育成指導を今後も心掛けていきたい。

今泉賢人