第1回 福田 貴司「今、本当の自分が出る」

今、本当の自分が出る

もし、君が無人島で生活しなければならないとしたらどうだろう。すべてが自由である。君が今まで生きてきた人間社会の習慣というものに縛られることはない。何をしても怒られることはない。決められた時間の縛りはなく、月曜日も土曜日も個人生活においては何の価値もない。モラルもマナーもルールも、必要を感じたとしても、精神的な意味での不文律として自分が設定する。当然、罰則も設定できるが、裁くのも自分であるのでそこすら・・・。そう赤信号も必要ない。好きな時間に寝起きして、食べたいときに食べ、寒さ暑さを調節するだけのお構いなしの格好をして、好きに歌い、好きに踊り、好きに叫び、好きなだけ笑い、そして泣けばよい。
どうだろう、このコロナウィルス感染症の影響で「STAY HOME」ならぬ、「STAY  OWN ROOM」の今と大して変わりがないのでは?

しかし、人間という生き物は不思議なもので一度、集団生活を経験してしまうと、他の共同生活者がいなくても、自分との押し問答を繰り返し、自分なりの規律を設けていくものらしい。まさに自律というやつだ。いつしか元の環境に戻る可能性がある限り、われわれはその環境に戻ったとき即応し、他者よりスムーズな復帰を遂げるために、「今」をしっかり生きなければならない。そこにまさに「本当の自分」が出て、そして「自律」が求められる。精神的向上心があるもの、そしてそれが持続するものがそうでないものに比べて成長する。

自主
学習
① 読書
これは、「小さい子どもへ読み聞かせ」でもない限り、自らが100%能動的に行うもの。本との出会いのチャンス
② ランニング・体幹トレーニング
やる、やらないから自分で決定し、いつ、どこで、どのように、どのくらいの時間、どのくらいの強度で、やるかも自分が決める。
③ 自主学習や課題学習
学校から課された課題をやることでさえ、やる、やらないから自分で決定し、いつ、どこで、どのように、どのくらいの時間、どのくらいの強度で、やるかも自分が決める。
学校の授業を受けるよりも、実は読書、実は実技やグループワーク(これは現在、満足にはできませんが)の方が知識の獲得には効果があることが実証されている。今までの学校の授業で先生方が話してくれたこと、教えてくれたことの80%以上は忘却の彼方のはずです。自分で「人に教える」目的で学んでみてみよう。もともと勉強は自分でやるもの。今はその絶好の機会だよ。
④ 生活習慣のルーティーン計画
起床時間、家の手伝い、部屋掃除、運動、勉強、時事ニュースの見聞、書物やネットコラムを読む、自分でルーティーンを決めて、自分でそれを実行できる、守れるかチャレンジしてみよう。
代表 福田